VARという工具メーカー。

 フランスは自転車発祥大国である。それゆえ、自転車に関する工具にもすごい製品群がある。今は、洗練されたVAR工具のカタログであるが、昔の恐らく1980年頃に発行されたカタログは、手描きイラストのものすごいボリュームのものであった。

世界でこのVARの当時のフルセットを持っている人は何人くらいいるのだろうか?今、ビンテージと呼ばれる自転車を整備するに当たって、このVAR工具を持っていれば、ほぼ完璧なまでにレストア作業ができるに違いない。

私もほそぼそと数点のVAR工具を持っている。もちろん、当時発行されたばかりのダニエル・ルブール氏による手書きのペン画イラストによるVAR工具のイラストカタログに魅了され、来る日も来る日も食い入るように見つめていた日々を思い出すのである。

その当時、発行されていた1980年頃のVAR工具カタログがスキャンされて公開されている。

これをダウンロードして、早速食い入るように見ているわけだ。

コッターピンプレスなどは持っている。カニ目レンチも持っている。右ハンガーワンまわしも持っている。以外と所有している工具が載っていて嬉しい。私の目に狂いはなかった。

(・∀・)

当時も結構高かったが、この工具類は一生モノで今でも現役である。特に固く食い込んだコッターピンを抜き取る際に使うコッターピンプレスなどの大型工具は重宝している。

ハンマーで叩いたりすると、いっぺんにコッターピンのネジ山が殺られてしまい、再利用できなくなることが多い。圧入もしかりである。

こうした専用工具は威力大で、今でもなくてはならない存在である。

右ハンガーワン回しなどは、ストロングライトやTAなどなど各種右ワンのサイズに適合するようカップがオプションであるし…。

やはりVAR工具は世界一と今でも思っている。

手に取るとずしりと重いその鍛造の製品は職人魂が詰まったように感じられる。プロ用の工具。一度手にとってみてほしいと思う。

(=^・・^=)

コメント

nonki さんの投稿…
ごめんなさい。自転車の原型の発明はドライジーネになりますかね。ドイツだそうです。m(_ _)m
もう200年以上の歴史になるそうですわ。

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