水場について。

 サイクリングに行くと、たいてい山間の脇に人知れずコンコンと湧き出ている湧き水に出くわすことがある。

紀の川市貴志川の山田ダムから奥へ入った激坂の途中にある雨山の湧き水。



車でひっきりなしに汲みに来ている人がいるようだ。

大きなポリタンクに満タンにして持ち帰っている。この水でコーヒーなどをいれるとさぞ美味しいだろうなと思う。

日本は山国であって、しんどい道の途中にこういう湧き水がよく出ているので、出くわすと天国になる。(^^)

昔はアルミ製のボトルに満タンに入れて旅の途中、たっぷりと飲んだものだ。

十津川街道。五條より、天辻峠を越えて行くと、山間のダムがいくつか待ち受ける。熊野川沿いにR168を快調に下って2つ目くらいのダム湖畔だったろうか。急カーブを過ぎるあたりに忽然とその湧き水は出てくる。名前を三里山の水というそうな。


もっとも最近ではこれらの湧水も煮沸してから飲め、と看板には書かれていて、生水としての効能は怪しくなっている。しかし、私は一にも二にものどが渇いていたので、がぶ飲みしてしまった。別段お腹を壊したこともなく元気でいる。

湧水はたびたび、信仰の対象にもなっていることがあって、神社や社が建っていることもある。昔から、人々はこのような湧水に感謝の念を持っていたのだろう。

不思議と道中、しんどくて行き倒れそうになるような場所に限って湧水は現れるのである。真夏にコンコンと湧き出る湧水に手を浸けると冷たくて気持ちいい。タオルなどを濡らして顔を拭いたり、頭からそのまま水をぶっかけたりして、休憩となる。

後から来る旅人のためにたいてい湧水にはコップが備え付けられているようだ。ありがたいことである。

まだ名も知らぬ湧水があちこちにあると思う。また、発見したら報告したい。

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