電装について。

 サイクリングは基本的に日中に終えるものである、と輪友が言ったとか。しかしである、秋になると日が暮れるのが早くて、計画通りなかなか行かないものである。(/_;)

もし、途中パンクなどのアクシデントがあると、時間を取られ、予想外に暗くなってくる。あたりの木々が長く影を伸ばすようになると、早く家にたどり着きたいという一心で必死である。しかし、無念にも途中とっぷり日没となると、もうライトのお世話になるしかない。無灯火は違反である!

最近まで私はあまり電装には無頓着であった。だいたいが、昼間に帰ることが多かったためである。しかし、カーサイなどで遠方へ行くにつれ、日帰りの限界を感じるようになった。秋から春までの期間は日照時間が短くて、実質6時間程度しか走れないということもある。

どっちにしてもライトがないと非常に不安だ。今はバッテリー式のものが主流であるが、昔はタイヤを擦るダイナモがうんうんとうなり声を上げて重い負荷をかけて走っていたものだ。

その後、サンヨーからBB下に付けるダイナモが発売され試してみた。軽くて明るく、これはいいと思ったものであるが、後続の部品も発売されることなく消えた。

そして、時代は進み、ハブダイナモの時代になった。ランドナーなどの旅行車の場合、このダイナモは絶対に必需品である。バッテリー式は時間とともに電池が減ってきて暗くなってくる。しかし、自家発電方式のハブダイナモはそれがない。

専用のLEDライトも進化が著しく、非常に明るい。今、私の付けているのはドイツ製のものであるが、値段が高かったが、その分、異常に明るい。

仲間と走るとその違いが一層わかる。カメラのフラッシュのような閃光である。

憧れはドイツ製のSONであるが、ものすごく高い!だから、垂涎の的である。

代わりに台湾のshutter precision製のハブダイナモを今使っているが、明るくて安価。おすすめである。何より重量が軽いのがいい。

電装は旅先で暗くなってしまい、旅館に申し訳ない電話をしてからとぼとぼと走る際、非常に心強い相棒となる。

昨年の周参見も雨降る中、とうに体力の限界を越えていて、八甲田山の遭難兵士のようによたよた走りながら、蛍の光で旅館にたどり着いたことを思い出す。

電装はハブダイナモに限る。充電がいらず、いつでも光量が変わらない。凝る人はリアのテールもこれで給電して光らせるようだ。

しかし、私は配線が面倒なので、そこまではやっていない。電池式の台湾製のテールライトがあるらしく、そちらを試してみたいな、と思っている。

いやはや、たかが電装と思うなかれ、不意にナイトランの必要性は出てくるものですぞ!

(=^・・^=)

コメント

人気の投稿