電蝕の話。
電蝕と聞いて何?という人、今日はこのシートポストなどの固着についてのお話です。
以前、私は、コッタレスクランクの取り付けにグリスを使わない方がいい、と書いたと思うのですが、今思うと改めたい気持ちです。というのも、コッタレス軸はクロモリ製。クランクはだいたいがアルミです。この組み合わせに電蝕が起こりやすいとのこと。
他にもチタンとアルミも具合悪いようです。
電蝕には、予防が大事で起こってしまうと、切断とかの大胆な方法によらないと固着した部品を取り外すことができなくなります。
できるだけ、破壊はしたくないので、グリスを日頃より塗り込んで電蝕を防ぐことが大事なのです。
ということで、コッタードのコッターピンにもグリスを塗り込んで取り付ける方がいいかと思うのです。コッタレスもですね。(^^)
雨天を走るか走らないかでもだいぶ違ってきます。私のように雨天も平気で走らせる人は特にグリスを各部に塗り込んで取り付けていないと大変です。雨水が入り込んで電蝕が起こりやすくなります。
次回、バラすことがあれば、全部、グリスを塗り込んでから組み付けたいと考えています。当たり前のことかもしれませんが、知識不足でした。(´Д`)
●参考:ロードバイクのシートポストをグリスアップ!固着を防ごう
次はどのようなグリスを購入すればいいか、ですね。この辺も玉石混交で、いろんなメーカーからいろんな種類のグリスが出ています。まあ、電蝕予防に使うのなら、どのようなものでもいいかと思いますが、回転部に使うのなら、どれかな?
私は、一応定番というかシマノのプレミアムグリスを使っています。よく言うデュラグリースですね。これを専用のグリスガンに取り付けて注入しています。とても使いやすいのですが、最近浮気心が出てきて、フィニッシュラインとか、他のメーカーのものも気になります。
まあ、自転車なので、回転部と言っても回転速度が遅く、それほど高機能のグリスは必要ないかと思います。ベアリングの精度自体も非常に低いのですから。
グリスアップで一番気を使うのは構造的に下玉押しの部分ですかね。ここは上から雨水が流れ込んできて、だいたい溜まる部分です。ですから、ひさしぶりに輪行などすると真っ赤に錆びていたりすることがあるのです。びっくり。
最近はシールドベアリングのヘッド小物が主流になって実害はありませんが、以前はリテーナーを外してよくグリスを塗り込んでいたものでした。
たかがグリスアップされどグリスアップですね。
(=^・・^=)
コメント