還暦記念車のこと。

 もうこれで最後だ、絶対に最後だ、との呪文のように唱え、機会あるごとに自転車を作ってきた私。(´Д`)

それで、今回は、もうすぐ人生の節目である還暦を迎えるにあたって、これを機に自転車を一台作ろうか、という算段である。

しかし、昨今の物価の値上がりに伴い、新車を作るというハードルが一気に上がってしまった。(;´д`)トホホ…

まず、フレーム製作費、部品代と一気に上がり、悲鳴を上げている。しかし、よーく考えると、今愛用している東叡の700C車はもともとはチューブラータイヤを指定して作ってあるため、チューブラーを愛用するにはもってこいなのである。ブレーキクリアランス、泥除けのクリアランス等、どんぴしゃりだ。

見た目が美しいというのはこういうことか、と思う。

ブレーキはサイドブルでラージサイズの物を枕頭式のボルトで取り付けている。泥除けはその下に東叡オリジナルの工作でボルトが出ていて、それに泥除けを隠し止めになるように取り付けている。見た目が美しい。

これに手持ちの吉貝のGC610を取り付けるわけだ。できないことはない。実際、以前試しに取り付けてみたことがある。工夫は、Rのアウター受けでシートピンにぶら下げるタイプ(吉貝の1266)の小物を付けてやればいい。

フロントは、コラムにアウター受けを挟むだけ。その分、ネジ込み量がちょっと減るが、できないことはない。実際取り付けて走らせたことがあるが、よかった。

センタープルブレーキに変える利点と言うと、よく効くこと。それと輪行時のシューの開放のしやすさかな。ブレーキレバーのQRをひねれば、すぐアーチワイヤーが開放できる。これが便利。

この車を改造していこうか…。その方がすぐ乗れて安く上がる。なーに、還暦記念の自転車については、フレームだけ製作して予備として持っておけばいいじゃないか。

( *゚ェ゚))フムフム

これはいい考えかも。

となると改造かとなるが、まだ、チェーンリングもチェーンもヘタっていないし、もったいない、というのがまずあるので、まずは十分に部品などを蒐集しつつ、模様眺めでもう少し、この仕様で走らせたい。

ハンドルには日東のB105のマースバーが付けてあり、それにステムも日東のクロモリで90mm長のものが付けてあるが、このフォルムが美しくてたいそう気に入っている。

それにしてもこの愛車。長年の輪行などの苦行のせいで、あちこち傷だらけだ。(/_;)

また、タッチアップしてやるか。黒というのは実に修復がしやすくてイイ。(^^)

スプロケをワイド化すると重量が大幅に増えてしまうが、まあ、いいか。フロントは見栄えのいいTAの50x42x34Tのトリプルである。これをスギノのプロダイコッタードで駆動しようかという計画。

なんとも現物合わせなので、楽しみである。うまくいくといいが…。

よく走る自転車で大変気に入っているが、ウィークポイントはブレーキの効きだった。最近のディスク車が異常によく効きすぎるため、それらに比較すると全然効かないという感じ。

しかし、スピードコントロールだ、と捉えるとこのくらいでちょうどいいのかもしれないな。吉貝はブレーキ専業メーカーだし、気に入っている。レバーパッドが朽ちてきているため、要交換だ。

残念なのはFキャリアを発注時に注文しなかったため、フロントバッグは使えない。それにこの自転車に巨大なFバッグを付けると似合わないかな、とも思う。大型のキャラダイスのサドルバッグでちょうどいいかもしれない。小旅行にはこの大型サドルバッグ一つでも十分だ。

後は雨天時のためにサドルバッグにかぶせるカバーを買おうかと思っている。これにちょうどいいのが、背中に背負うタイプのザックの防水カバーだ。これがちょうどいいみたい。

この自転車なら、今年もし自転車旅行に行けたとしてもすぐ出動可能だ。

非常に楽しみになってきた。

(=^・・^=)

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