サドルについて

 自転車部品で一番、沼に陥りやすいのがサドルだと思う。特にロングライドの際、お尻の痛みに直結するので、部品選びには慎重になる。

私はいままでブルックスの一枚革一択だった。そう、定番のB17である。今二台に使っているが全く文句がない。長年使い込めば使い込むほど、お尻に馴染む。手放せないのである。よくカウボーイが、自分の馬の鞍を他の馬に乗るときも持っていって付け替える、というのを聞いたことがあるが、それほど自分のお尻に馴染んだサドルは手放せないのである。

しかし、欠点もある。そう雨天時だ。革製品は雨に濡れるのがご法度である。それで、常時私は、サドルカバーも持参している。ちょっとでも降り出してきたら、すぐカバーをかぶせて保護している。

今では、環境保護の観点から、革製品もどうかな、と思うのである。極上の革サドルを作るためには一頭の牛からごく限られた部位だけしか、革が取れないのだそうだ。

私は、常々悩むのであるが、生きている牛や豚などを殺して食べる、ということに最近、凄く抵抗を感じるのである。細切れになった肉を見るとそれほど嫌ではないが、屠殺されるであろうと想像すると途端に嫌になる。

もし、自分が来世で牛に生まれ変わったらどうしよう…。

それで、焼肉を美味しいと食べているのであるから勝手なもんである。

しかし、肉、骨、革ととことん利用しているのだから、いいじゃないか、という声も聞こえる。

いろいろ考えていると魚はどうなるんだよ!ってお叱りも受けそうだ。とことん突き詰めていくと菜食主義になる。(´∀`)

おっと話が脱線した。そんなこんなで、今注目しているのが、革ではなく、キャンバス地にゴムで作られたという噂のカンビウムなるサドルである。32B車に付けているが、こちらもすこぶる座り心地がいい。

一番のお気に入りはエコ素材でできていること。それに防水性である。欠点は生地が荒いので、レーパンが痛むことだ。

こちらも長距離を乗ってもお尻の痛み知らずである。バッグループも付いていて、サドルバッグの装着にもちょうどいい。

今製作中ののんき6号車にもこれをつけようか、と考えている。まあ、お高いサドルなので、資金が貯まるまでは今のサドルで我慢するとするか。

(=^・・^=)


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