ポンチョを買った…。

私は、最近、雨男なのだろうか…、と思うことがある。もうことごとくの毎週末の雨。せっかく走りに行く計画を立てても朝から雨が降っていて、中止となる。この前の日曜もそうだ。

走りだしてから、降りだす、というパターンもよくあった。コースはこうである。まず、自宅を南下し、桃山町を抜け、貴志川を過ぎ、快調に飛ばす。やがて。海南市に入って、旧野上電鉄跡をサイクリングロードにしたゴキゲンな道をポタリングして、とうとうやってくる、最初の難関。そう海南高原超えである。ここの北斜面の急傾斜コースは半端な峠路ではない。延々続くその九十九折を一つ一つじんわりとクリアし、汲沢あたりから一気に下方の景観が開ける。遠く、和泉葛城山脈を望み、そこからさらに傾斜を上げて、海南高原ゴルフ場に到達する。冬場は凍結していることが多く、越えるのに難儀するコースである。峠は切通のような感じになっていて、一気に南側へ豪快なダウンヒルとなる。ここから金屋までの下りは約10分ほど。かいた汗も一気に干上がり、爽快気分で金屋に着く。

通常は、道の駅、明恵の里にて、名物の地鶏の焼き鳥を頬張りつつ、休憩である。ここから修理川沿いにゴキゲンなサイクリングコースが続くのであるが、そこは山岳コースの定番。厳しい登りがまたしても始まる。

いつも人気のない山岳途中で雨が降り出し、一旦は木陰などを見つけて、避難するのであるが、雨足は強まるばかり。諦めてなかばやけくそで濡れながら、走行となるのである。雨具を持参するという余裕をもたなかったばかりに惨めな思いをするのであった。しかし、私は、変わっているのか、雨が降ったら降ったで、その場でじっと周囲の自然環境に身を潜め、ずっと昔の人達の旅路を想像したりするのである。

まず、その人とは、俳人の松尾芭蕉とか…。
無残やな、甲の下のキリギリス。
は有名な句であるが、走ってばかりのツーリングでは、こうした俳句を味わう余裕もないだろう、と思う。

よくよく考えてみると、日本は四季を通じて雨が多い。驟雨、雷雨、豪雨、氷雨、霧雨、俄雨…。と雨というのにも多種類ある。これだけ、雨に関する呼び名があるということは、昔から相当雨が多かったのだ。それで昔の人は雨にも思うところが多かったのであろう。一夜の雨やどりに村外れの一軒家に泊めてもらったり、というのが多かったのだろう、と思う。なにせ、歩くしか方法がなかったのだからw。

統計を取れば、たぶん、途中降りだすのも含めて、一年の半分は雨と思って間違いないと思う。今までは、天気予報頼みで、降水確率がちょっとでも多いともう辞めとこう、と思っていた。しかし、せっかくの休日を家で悶々と過ごすのももったいない。

それで、前置きが長くなったが、ポンチョを買ったわけである。
 買ったのは、rin projectのものだ。
ベトナム製って書いてあるなw…。

昔、1日道路警備員をやった頃は、雨の日は仕事がなくなったっけw。

合羽を着て、1日仕事をしていた時期もあった。雨は別に嫌いなわけではない。それなりの装備で臨めば雨も愉しからずや、である。

ポンチョというのは、手足の袖を通さない、上からバサッとかぶるタイプの雨具で下が開いているので、蒸れない。これがイイ。それにフロントバッグなどの装備も覆い隠せる。
まさにツーリングにうってつけの雨具なのである。今度から、天気がややこしかったら、かさばるが、バッグに放り込んでおこうと思う。ランドナーだからできる大容量のなせる技だ。

サンダルといい、ポンチョといい、最近は快適に走る装備品に凝ってるな、と思う。
ということで、今度の日曜は天気も気にせず、ぶらっとまた出かけられるのである。雨の風景写真もまたいいもんだ。ランドナーは元々旅行用車なので、雨でも平気なのである。
(=^・・^=)

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