シマノのクランク破断の件

 最近、ツイートなどで相次いでシマノの高級クランクの破断事故が報告されている。ホローとは、日本語で中空の意味だそうだ。ということで私は今まで知らなかったのであるが、ホローテックⅡの高級クランクは、接着剤で張り合わせた中空構造らしい。(・・;)

それで溶剤などで洗うのも厳禁だとのこと。接着剤が影響を受けるからだそうだ。いくら軽量だといっても簡単に壊れるような構造ってどうなのか、と思う。

昔は、私など、クランクといえば、ずしりと重い冷間鍛造で作られたインゴットのようなものだとイメージしていた。最近は、薄いペラペラの板を張り合わせた中空だとのこと。びっくりである。

幸い、大事故になっていないようだが、もし登攀途中で折れたりしたら大事故になるだろうな、と思う。これだけ報告件数が上がってきているということは、潜在的に相当数のクランクの破断が起きていると考えるべきだろう。

私などは幸か不幸か、安い廉価のクランクばかりなので、折れる心配はない。(´∀`)

私はホローテックⅡという構造のクランクが好きである。取り付け取り外しを何度やってもチェンラインが狂わない。これが素晴らしい、と思う。

コッタレス時代が長く続いていたが、構造的に何度も取り付け取り外しを行うとテーパー穴が広がってしまい、どんどんクランクギア板が内側に入っていってしまう。これはもう致命的な欠点でどうしようもない。

だから、あえて私は取付時にテーパー部分にグリスを塗らないようにしている。金属腐食で固着するかもしれないという心配はあるが、このほうがクランク寿命が長いのではないか、と思うのである。

それにコッタレスクランクは取り外しの際、専用のコッタレス抜き工具をねじ込み、馬鹿力でねじ込まないといけない。これが手が痛いし、しんどいのである。

その点、ホローテックⅡは簡単に取り外せるし、チェンラインもいつも一定である。素晴らしい構造だと思う。

クランクも分厚いカブトガニのようなデザインで敬遠している人が多いようだが、私はランドナーにもつけているが、気にしていない。すごく具合がいい。

ということで、本日はクランクについてのぼやきでした。

(=^・・^=)

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