なんでチューブレスレディばかりに…。

 久しぶりにアマゾンとかでタイヤを見ていたら、もう今や、ほとんどのタイヤがチューブレスレディとかいう規格に変わっていて、要するにチューブ不要の車のようなタイヤに変わってきているようです。(゚∀゚)

プロがレースで使用するようになってから、一気に広まってきたようですが、業界的にはコストが高い分、収益が見込めるのでしょうか。

アマチュアだとパンク時に自己対応しないといけないため、シーラントまみれになりながらのパンク修理はそれは大変だろうな、と感じます。

それとタイヤとリムの相性問題。非常に複雑です。どこぞこのタイヤにはこのリムね!というような規定まであるとか。

一番厄介なのは、パンクしたとき、チューブがない分、タイヤ交換になると思うのですが、携帯するタイヤがかさばるのと、チューブラーのように乗せ換えて、ハイ終わりとはいかず、手が汚れるわ、嵌めるのに一苦労するわで、ろくなことがないわけです。

しかし、今後、スポーツ自転車の大半がチューブレスレディにもし、なったら、市販のチューブが枯渇してしまわないか、非常に心配です。

幸いなことにチューブレスレディタイヤは、チューブを入れての運用もできるようなので、今、しばらくは従来通りのチューブ入りの運用で差し障りないか、と思います。

ま、もっとも私は最近、チューブラータイヤの利点に目覚めており、チューブラータイヤがあらゆる面で優れているな、と再確認しているところです。

理由は、パンク時の対応です。タイヤまるごと乗せ換えるため、再パンク祭りの心配がほぼないこと。

タイヤ交換の作業自体が非常にわかりやすく、簡単であること。

リムテープを使えば、手も汚れず5分くらいで交換できること。

最近、チューブラータイヤ専用のタイヤレバーが市販されているのを発見しました。今度買おうかと思います。チューブラータイヤの交換時に一番大変で時間がかかるのが、古いタイヤの引き剥がしです。これさえ、うまくいけば、交換はすぐできます。

経験者は語るなのですが、クリンチャーのタイヤを付けるときに非常に難儀しています。最近のタイヤは嵌め込みがきつく、タイヤレバーを最後のビードに食い込ませてえいやっと気合で嵌めるのですが、それでもなかなか最後の部分を嵌めるのが一苦労です。

コツがあるようで、それを知らないと延々無限ループに陥り、また、タイヤ装着時にチューブを噛んでしまい、再パンクとなるのです。(T_T)

この難作業を初心者がパンクしたときにやれ、と言われたらかなり難儀すると思います。

ましてや、誰もいないソロとかでしかも山中だったりしたらゾッとしますね。

チューブラーとクリンチャー両方経験してみて、思うのはチューブラーの方が直感的にタイヤを交換できることです。

理屈も何もない。両面テープを一周巻いて、裏紙付けたまま、上からタイヤを乗せていき、力で最後を引っ張って嵌め込んで、嵌めたら後からテープの上紙を剥がして引き抜いていくだけ。

本当に簡単です。引き抜けたら、最後に高圧にして完成です。

クリンチャーだとどうしても最後の部分をはめ込むのに苦労して、再パンクの確率が高くなる。スペアを入れ替えたばかりなのに、最後のタイヤビードを嵌められず、再パンクしたときに悔しさと言ったら…。(*`ェ´*)プンプン

まだ、ランドナーのような太いタイヤは割とはめやすいのですが、細い700Cのクリンチャーは本当に嵌めにくい。

みんな、うまく交換できているのかな?といつも疑問に思うわけです。

パンク修理、タイヤ交換ができて一人前と言うのは、素人や初心者にはあまりに高い障壁だと思います。このタイヤ交換、チューブ交換の技術をまず会得する、というのが初心者には抵抗がある、と思うわけです。この辺の事情がサイクリング人口がなかなか増えない理由かな、と思ったりします。

こんな事情なのに、まだ余計に複雑怪奇なチューブレスレディだなんて、いい加減にしてくれ、と叫びたい。

いくらノリ心地やパンクしにくいと言われていてもシーラントなんて出先で入れてられないでしょ。ましてやシーラント、リム、タイヤと相性まであるとなると、余計にビビって手を出したくないですね。

なのに、ネットショッピングしていると、市販されているほとんどのタイヤがチューブレスレディだなんて…。

だんだん変な方向に進化しているような気がしてならない。

どうかチューブラータイヤだけは無くならないで欲しいものです。

(=^・・^=)

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