不自由な方向に進化しているような気がするのですが…。
毎日、雨で嫌になりますな。もうすっかり乗らない日々になってしまい、辟易しています。それでこの集中豪雨ですが、予定している串本あたりのコースの崩落が心配です。すでに一ヶ月分ほどの雨が潮岬ではたった一日で降ったとか。
何事もなければいいのですが…。(;д;)グスン
さて、自転車の進化はとどまるところを知らないですね。昨今はディスクブレーキに電動メカ、ともう頭が追いついていません。
で、私は思うのですが、昔のままのランドナーやロードを愛する人間ですが、言わせてもらうと、今のロードバイクの形は決して褒められたものじゃない!ってこと。
例えば、ワイヤー類のルーティングですよ。まず、1980年代頃より流行りだしたエアロのデザインにしたがって、昔からあったブレーキレバーの上出しのアウターケーブルのルーティングがなくなりましたね。今では皆、ハンドルに沿わしてまだ、フレームに沿って取り付けられているのはいいのだけど、ほとんどは、フレームに内蔵ときている。
こうなると外から、ワイヤーの状態が見えません。引きが重いな、と感じたら一旦全部引き抜いて検証ってことになるかと思います。そう、メンテナンスが非常に面倒です。
それとワイヤーの抵抗も増えるので、引きがどうしても重くなる。この対策としては高級な日泉などの複よりのしなやかなインナーケーブルを使うことで対処しています。私は、VIVAの複よりステンインナーを使っていますが、これ、値段的にかなりお得でイイですよ。引きが驚くほど軽い!
これにケミカルとして、シリコングリースのスプレーをたっぷりアウター内に吹き込んでいます。こうするとかなり引きが軽くなり、軽快です。
おっと話がそれましたが、元に戻すと、ワイヤー類の内蔵は歓迎できない、ということ。私のTOEIもブレーキワイヤーをトップチューブ内に内蔵となっているのです。これ、見た目美しいんだけど、雨天時などは中に水が入り、錆びる原因になるのではないかな?と危惧しています。
できるだけ、ワイヤー類はフレームに沿わせる方がいい。
それと、ブレーキワイヤーの上出しは、ワイヤーをすぐ外から見れるのとメンテがしやすいのとでいいし、おまけに抵抗も最小限です。見た目も美しいと思います。
私は、この前、ケルビム号のSTI左レバーを壊してしまったので、次回、これを上出しランドナーバーに変更しようかと思っています。長距離を乗るのにこのハンドルバーが一番いいのでした。今、しばらくはSTI+Wレバーという変態構成で我慢して、お給料入ったら、ハンドル周りとRをwレバーにしようと思います。
このサンエクシードのWレバー台座は非常にいいですね。従来のパイプのフレームには、バンド止めでWレバーを取り付けることができますから。
これでハンドル周りがワイヤー類でごちゃごちゃせず、すっきりします。難点は輪行時にブレーキのワイヤーをたるませて外すことですかね。こうしないと、逆さまに横型に収納するので、ワイヤー類が折れてしまいます。
サイドプルブレーキはワイヤーが外しにくいのでした。(T_T)
こうしてみると、デザイン優先で、輪行のことなど何も考えずに進化しているな、と考えさせられます。日本という国は特殊です。鉄道網が発達していて、遠方へ行くには輪行が第一手段。そうしますと、分解収納しにくい自転車の構成はアダとなります。
なぜか、業界の人は現実をみていないような気がしてならないですね。ヘンテコリンな方向にどんどん進化していて、最近ではワイヤー類を完全内蔵している自転車も普通に売られていますが、あれ、どうやって輪行するのだろう?って疑問に思いますよ。
だって、ハンドル部分からワイヤーが内蔵されてたら、輪行なんてできないでしょう?どうなんだろう。それに不具合が起きたら原因究明に非常に時間と手間がかかります。ショップ泣かせですね。
と早朝のぼやきはここまで。
(=^・・^=)
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