いよいよランドナーの存続が厳しくなってきたな。
今回、シマノのサイトが大幅なリニューアルをしている模様。そう、コンポーネントの大整理である。私も長らく愛用してきたクラリス、ソラ、ティアグラなどのコンポーネントが軒並み廃止となっている。(泣)
代わりにcuesという廉価版グレードが登場していた。しかし、内容を見ると8速が見当たらない。( ´∀`)
終わったな…、と感じた瞬間である。シマノはどうやらもう廉価版のコンポには興味ないようだ。cuesなんてランドナーには絶対付けたくないような風貌の部品である。それに検索してみても8速のWレバーだったSLR-400がサイトから消えている。恐らくなくなったのだろう。
ということはだ、もうランドナーのマスプロメーカーに安価に供給できるWレバーがない、ということになる。まだ、吉貝のフリクション機構のWレバーはあるものの、こちらは価格がかなり高い。だから、マスプロメーカーが採用するとなると本体価格がおのずと高くなってしまう。
一番の問題は変速機でランドナーにちょうどよかったものがない、ということになる。もともと黒ばかりのシマノのコンポであまり、ランドナーには付けたくなかったが、それでも仕方なくクラリスやティアグラなどは採用していた。しかし、なくなったとなると代替できるRメカなどがない。
台湾のマイクロシフトもあまり数の出ない変速機を作りたがらない。最低でも万単位で出荷が見込めないと金型の元が取れないだろうから。
案の定、GBのサイトを見てもシルバーの貴重なマイクロシフトのRメカが品切れ状態である。
考えることは皆、同じ。消える前に買いだめしようと買い占めに走ったのではないだろうか。
うーん、困ったな。変速機でちょうどいいのがなくなるといよいよランドナーの存続が危うい。(泣)
買いだめしておくべきは変速機関連である。まだ、チェンホィールなどはフランスのTAが頑張ってくれているし、他にも種類はあるため、問題ないが、変速機がない。
GBさんが台湾のメーカーに頼んで作ってもらうにしても金型は高額なため、たぶん、あまり売れないランドナー向けの変速機は作ってくれないだろうな。
どうなるのだろう。フォーク抜きの伝統的なランドナーというのがいよいよ博物館でしか見られないような代物になりつつあるようだ。
自動車などにも同じことが言える。いくらデザインが気に入って旧車を愛用しようとも消耗品の供給には限界がある。発売後10年も経てば、流通在庫でしか手に入らなくなる。それもなくなるとなるといよいよその部品は終わりだ。
自転車も同じ。今付けている変速機を後生大事にしなくてはならないな。
それでもチェーンの走るプーリー等は消耗してくる。ここらだけ、替えておくのも手である。
シマノよ、自転車界のインテルを名乗るのなら、ランドナーなどもカバーしてほしいと思うのだが、一マニアのボヤキなど到底通用しないのかもしれない。
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