今回の旅の楽しみは温泉!

 今回の旅の楽しみの一つが温泉である。古座川の奥地に美女湯温泉(みめゆ温泉)という気になる名前の秘湯がある。営業日が限られているし、時間も短いため、なかなか入る機会がない。

今回は日曜日ゆえ、午後からでものんびりと浸かろうか、と思っている。14時営業開始だ。

家庭風呂を少し大きくしたくらいの小規模な温泉である。古座川町長追にある。


林道工事中に偶然湧き出たといういわくつきの温泉だ。源泉近くには、湯の花が漂い、硫黄の匂いがプンプンする。

余った温泉は流れ放題だ。

ここは本道のR371とは川を挟んで反対側になるため、なかなか発見しづらい場所である。行き方は北から行く場合は、ダム直下の吊橋を渡らないと行けない。

ここを過ぎると次は三尾川橋を渡って若干戻ることになる。R371はダム下流より、登り返しになるため、ダム直下の吊橋を渡るのが正解だ。

坂道がキツイので、ローアンドローで攻めることになる。

タオルも持っていかないといけないな。休憩室にはマンガ本が積んであり、寝転がって読める。休憩にちょうどよい。

今回はここに浸かって三尾川の光泉寺にも寄りたいな。そろそろ大銀杏の木の紅葉が見頃かもしれない。

惜しむらくは日曜日であることだ。人出が多いだろうな。

つい先日ここをカヌーで下ったばかりなので、なんだか近所に住んでいるような錯覚だ。今は高速道路もあるため、紀南は近くなったものだ。

紀伊半島全体のいいコースを縦横に回ろうとすると、住所地は紀伊田辺あたりがちょうどいいのかもしれない。それなら、新宮方面、尾鷲、串本と近いので、ライドし放題である。

こんな風光明媚な土地を存分に走れる地元サイクリストを羨ましく思う。紀北でさえ、車が多くて閉口するが、紀南へ行けば、ほとんど車がない道が多い。山間はほぼ車の往来がない。

今回の周参見から入るルートも車はほぼ来ない。

乗っていく愛車はもう決まった。東叡の32B号である。これに犬印の大型フロントバッグで行く。荷物は今回もパンパンだ。輪行袋は要らないのであるが、念の為持っていくことにする。もし、車がトラブって帰還困難となれば、JRで帰ってくるしかない。

何があるかわからない。カーサイはそれが怖いところだ。

今回還暦記念号は間に合わなかったが、また次回の楽しみである。

朝焼けがきれいになってきた。そろそろ夜明けだ。今日は珍しい早出である。もうすぐ出勤だ。

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