自転車の重要メンテ箇所のチェーン周りについて

 チェーンの潤滑について書きたい。

今まで特に気にすることもなく普通のミシン油みたいなのを刺して使ってきたが、これがホコリなどを引き寄せ、真っ黒になってやがて手に負えなくなる。

皆さん、ネットなどで調べると、チェーンに水をぶっかけて泡だらけにして洗ったりしているが、感心しない。なぜかというと鉄の素材である部品に水をわざわざぶっかけて錆びる危険性を省みることなく作業する、ってのが気に入らない。

錆が大敵であることは言うまでもない。自転車を屋外へ毎日放置していたら、三ヶ月もすると錆だらけになって使い物にならなくなる。同僚の自転車が哀れにも駐車場で屋根なしの場所に置かれているため、錆だらだけとなっている。特にチェーン周りがひどい。(/_;)

チェーンの汚れ落としを新年のスタートにやろうか、と思っている。やり方はチェーンの洗浄機である。チェーンギャングとか言うらしいな。パークツールのものを持っている。

これに洗剤ではなく、パーツクリーナーなどの溶剤を入れるのである。すると油と親和性の高い溶剤のため、驚くほど油汚れが溶けてくる。ケチな私は、真っ黒な溶剤をコーヒーフィルタなどで濾したらまた再利用できるのではないか?などと目論んでいる。(゚∀゚)

パーツクリーナーも今どきは300円もしないので、大量購入しておき、こういうときにドバドバ使うと良い。

他にはパーツトレーになみなみとパーツクリーナーを入れ、ここへバラした部品を漬け込むというのもよくやっている。昔はガソリンを入れたりしていたが、火気が危険なためとガソリンの量り売りがもうやっていないので、無理だ。

代わりに灯油でもできないことはないが、使い終わった後の灯油の処分に困るのでやっていない。

こうしてチェーン、部品などを洗浄した後は、蓋付きの容器に汚れた溶剤を回収しておき、使えるまで使う。とことん使い切って汚れきったら、ペーパータオルなどに吸収させ、燃えるゴミとして処分している。

さて、ピカピカになったチェーンに何を潤滑させるか?

私が今使っているのは、PTFE配合の呉工業のチェーンルブドライタイプである。

昨今はフッ素樹脂の危険性が叫ばれ、問題となっているが、フッ素樹脂の中でもPTFEは異常なほど安定であり、毒性は低いと言われているようだ。ま、十分試験されていないのでわからないかもしれないが。しかし、身の回りを見るとテフロン加工されたフライパンなどをしょっちゅう使っているし、もう後戻りもできない状態である。260℃以上になるとフッ素樹脂が溶け出し、危険だとか言われているが、自転車のオイルの場合はそこまで高温になることはまずないため、安全かと思う。素人判断だ。(゚∀゚)

神経質な人は新品のチェーンを買ったら、まず、ペットボトルにそれを入れ、中へパーツクリーナーなどを入れる。たっぷり入れて、蓋をしてよく振って最初に染み込んでいる機械油をすっかり洗い流す。この作業をしておかないとせっかくのドライタイプのチェーン油の威力が発揮できない。

作業が終わったらカッターナイフでペットボトルを切り裂き、チェーンを取り出す。

パーツトレーなどに置き、すっかり溶剤が飛ぶまで放置する。完全に溶剤が飛んだら、チェーンを組み付け、ドライタイプのチェーンルブをさす。

このメンテナンス作業は自転車いじりの中でも特に楽しい。真っ黒なパーツがみるみるピカピカに仕上がっていく過程を見るのは気分がいい。

仕上がった後も光るので、やりがいを感じる瞬間である。

(=^・・^=)

コメント

人気の投稿