フレーム工作と精度の問題。

 エトワール号のクロスバイク改造計画を断行した。当初予定していたインチアップは叶わなかった。理由はカンチ台座の精度の問題。このフレームは台湾あたりで製造されている安価なダボスのフレームにフォークのみ差し替えたものである。

各部のネジのさらいはされていなくて、最初から精度がよろしくない。各ネジ部を徹底的にタップたてして、初めて使用可能になる代物である。私は、まだ、各部のタップ類を持っていない。もっともBBだけはさらった。

今回問題となったカンチ台座以外にも買った当初にまずヘッド小物を圧入する段階で困難だった。下玉押しのフレーム側精度が悪くて、下玉押しがなかなか入らなかった。本当はここを専用工具でさらって精度を出してからグリスを塗り込み、圧入するのが正解だが、私は金欠ゆえ、高価な下玉押しの切削工具を買えなかった。それで力技で叩き込んだわけである。野蛮だ。

(゚∀゚)

現状問題なく使えているが、今回はまたもや、カンチ台座の精度の悪さが原因で非常に精度のシビアなリデアのVブレーキがつかなかった。本当は台座にするすると入っていくものと思われたが、実際は、動きが渋く、スプリングの力を借りても正常に戻らない。これではブレーキングのたびに難儀する。

それで、諦めたのである。一方のシマノはさすがシマノ!非常に軽快に動く。デオーレであるが、コンマ何ミリの精度が出ていないためにこういうことが起こる。

カンチ台座の切削工具も売られているが、高価である。だいたい、滅多に使う機会のないこういう工具に数万円も払うというのは馬鹿げているな、とは思うのである。しかし、付近にこういう特殊な?作業を受けおってくれる専門店がない場合、買わざるを得ない。

この辺がトカイナカに住む難点である。まあ、気長にいつかオーバーホールでもするとして、全バラシをした際にでも、切削工具類は買うことにして、もう少し、このまま乗ろうかと思う。

予算にも優先事項というのがあるし、そうそう工具ばかりにも金をかけられない理由がある。

と私の失敗談を長々と書いたが、組付け前の下準備というのは非常に重要だ、というお話である。

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