これから半年くらい、雨がよく降るな。春の雨。

 1月が終わり、2月が来ると、やがて春の足音もすぐそこである。

自転車旅行者にとって格好の季節到来となる。(゚∀゚) 私だけか…。( ̄ー ̄)ニヤリ

ま、春先に旅に出るとまず出くわすのが雨である。日本語は表現豊かというか、雨についてもいろいろな呼び方があって、見ていて面白いと感じる。日本人である私でさえ、知らない雨の呼び名があって驚いた次第である。

春先に降る雨を春雨とまとめて呼んでいるようだが、自転車をどこぞの道端の小屋あたりにもたせかけ、じっと雨脚が弱まるのを待つ、というのをよくやった。屋根から伝う雨の雫がポタポタとサドルに落ちる。

ボォーと雨雲が通り過ぎるのをじっと待つのである。煙るように雨が降るのを見た。春雨とはこのような雨をいうのかな、と思う。

ポンチョのひさしから雨水が伝って顔を濡らす。冷たくはない。

昔の時代劇か何かで”春雨じゃ、濡れて参ろう。”などというセリフを見た覚えがあった。春は雨に濡れてもいいのか、と考えたりした。しかし、やっぱり雨に濡れるのは嫌だ。

小屋で佇んでいる間に雨脚が弱まり、ポンチョを脱いで一払い。さて行くかとクリップに足を突っ込み漕ぎ出す。

水たまりの水が泥除けのおかげでカットされ、いい気分だ。どうどうと水たまりに突っ込んでいくのは快感である。

菜種梅雨とか言うらしいこの時期の雨である。細い柔らかな雨であるが、長く降り続くのが特徴。ツーリストにとってはちょっと嫌なものであるかもしれないが、昔の旅人はこの雨に春の趣を感じたのであろうか。

雨対策の私のいでたちといえば、ポンチョ、シューズカバーである。これに買ったばかりの例の妖怪人間ベムのようなつばの広いハット型ヘルメットであろうか。

この三点でばっちりである。ポンチョにハットのいでたちはさぞやユーモラスで道行く人に注目されるかもしれないが、この格好が雨にとっては一番しのぎやすい。

雨を嫌がらず、受け止めて楽しむというスタイルでやり過ごしたい。今度の旅。

参考:春の雨 - 株式会社気象サービス

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