サイクルトレインなぁ…。

JRきのくに線にサイクルトレインが導入されてから数年が経った。結論をいうと、物足りない。理由は、自宅から紀南へ向かう場合、最寄り駅のJR和歌山線がサイクルトレイン可能ではないからだ。いちいち輪行して袋に詰めて移動しないといけない。これが煩わしい。

最近は、和歌山駅発着の列車も予約制で、サイクルトレイン実施区間となったようだが、予約制というのが引っかかる。

今でも御坊駅以南は、サイクルトレイン実施区間である。しかしだ、サイクリストというものは、都市から都市へ移動するのではなく、地域を俯瞰するように移動している。駅と駅の間でいい雰囲気の峠道があったり、いい風景があったりするとそこをコースにして走ったりする。程よいところに駅が現れると、そこで終了となる。その際、サイクルトレイン実施区間だと実に嬉しい。しかし、自宅まで帰ることを考えると、せっかく乗車したサイクルトレインも終了区間でまた、輪行袋に入れ直す、ということをしないといけなくなるのである。

JRは赤字ローカル線の維持策にサイクルトレインを導入したようだが、どうせ、やるのなら全線サイクルトレイン化しないと意味がない!

輪行を全廃すれば、ほぼほぼ普通の人ももっと列車を利用するようになると絶対思う。だいたい駅からの足がないから、列車に乗らない、という人がほとんどだと思うのだ。

それをママチャリなどを持ち込めれば、ちょっと近隣の大きな街まで買い物に行こう、という気になる。駅からの足があるか、ないか。これが決定的なのだ。

外国では輪行などはなく、ほぼそのまま自転車が列車内に持ち込める、という。羨ましいかぎり。ここを改善しない限り、鉄道会社はローカル線の維持が難しいだろう、と思う。

人口減少で、ますます乗車人数が少なくなる中、決定的なのは必ずやってくる大地震である。恐らく、きのくに線の場合、復旧はないだろうな、と思っている。

莫大な費用を費やしても、費用対効果が得られない。紀伊田辺駅以南の地域。観光収入だけでは到底やっていけない。

廃線になるのも時間の問題だろう。乗るのなら今である。

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